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成瀬國晴先生・画(1985年)

伊吹龍彦は、筆名と言うか、媒体です。

伊吹龍彦は、一九四四年五月十日滋賀県生まれ、申年、牡牛座、O型。第二次世界大戦中に、休暇の兵士であった父と母の子として出生し、母の胎教、父の祈りのためか、絶対的平和主義者。琵琶湖の北部日本有数の豪雪地帯で育ち、その陰鬱な冬空から脱したかったのか、アビシニアのランボーに憧れて十有五にして「文学」に志す。当時より「文楽(ぶんがく)」であるべきだと思う。

文学部進学を、父親の「文学でメシは喰えん」で一蹴され、当時最先端の学問の社会学を専攻できる社会学部を選択。家業を継ぐという約束により、大学院、アメリカ留学と進むが、二十才より発病の遺伝性痛風により留学中途挫折、家業や普通の勤めが不可能になり、放送業界の台本作成に従事。

以来、半世紀近く、教養番組・社会派番組・広報番組・ドキュメントを中心に膨大なテレビ・ラジオの台本作成。ラジオドラマ『天災は忘れずやってくる』で民間放送連盟優秀賞はじめ受賞多々。また舞台構成、シンポジウム構成なども多数。武村正義氏個人雑誌編集、上岡龍太郎氏ブレインなどを長年勤める。

一九九九年難病中の難病、原発性アミロイドーシス発病。一人ノストラダムスと愕然。七十日近くの断水・断食にて死線を脱出。おかげで臨死体験、安らかな臨終のために打ち続けた痛み止めによる麻薬中毒とそのフラッシュバックなる貴重な体験もさせていただく。

それでも生きさせていただいていることは何かの天意と感じ、それまでに書き溜めていた『人間の進化』シリーズのうち、2007年完成の作品『愛より命が大事だなんて誰にも言わせない』を、何のつてもなく、ただ若い頃拙稿を読んでいただいて褒めていただき励ましていただいた上野霄里先生の貴重な本を再販されている明窓出版に送付。増本社長、すぐさま上洛され、人生最高の酒と肴で出版を快諾していただく。また、続いて第一巻『紺碧の磔刑』を出版していただいた。日本図書館協会選定図書に選定される。その後、電子書籍で十作品を販売していただいている。御笑覧を。

体調であるが、一九九九年から週三回正味四時間の人工透析を受けながらも、それまでの発病後生存の日本記録が一年三ヶ月を、二〇十三年現在十四年目の生存記録更新中。とはいえ、二〇一一年心臓冠動脈三本のバイパス手術、心臓ペースメーカーを入れ、まさに人造人間化してしまった。

食 事甲田風朝食抜き玄米菜食、ほぼマクロビオティック風
運 動嵐山一帯ウォーキング、真向法、ヨガの基本
音 楽J・コルトレーン、P・サンダース、A・シェップ他Jazz
読書癖分野を問わず濫読乱読
得 意千島喜久男医学博士の教えを賜って以来、民間医療種々
関心事キューバの人間的現状、不耕起自然農法、四〇年来沖縄
動 物猫、犬はじめ動物全て友人
専 門情報文化学・情報評価学
絶 版『情報文化論』(法律文化社) 『二〇世紀への弔辞』(たま出版)
『おおきにごっつおさん』(京都中央信用金庫)
書 籍『愛より命が大事だなんて誰にも言わせない』(明窓出版) 『紺碧の磔刑』(明窓出版)
DVD・VTR『四季に咲く 京都三大祭』 『京都 花紀行』上巻下巻 『源氏物語』 『平家物語』(京都新聞社)
電子書籍『万華鏡』 『京都に絶望して』 『吾輩も猫である』 『凌霄花』 『白百合』
『縁』上・中・下 『合わせ鏡』 『火の奪還』 
明窓出版・紀伊國屋・booklive・bookplace・GARAPAGOS・STORE他