一般書籍

紺碧の磔刑
書名 紺碧の磔刑
著者 伊吹龍彦
価格¥2,600
出版社 明窓出版
出版・公開日 2008/06/16
容量・ページ数 494ページ
ISBN 9784896342369
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★日本図書館協会選定図書

【解説】

33歳の時に、30歳までの10年間を書き上げた自伝的ファンタジーで、渾身の作品で事実上の処女作であり、その後の40年を生きるための、書き続けるための道標にもなっている。2013年からは、35年も前のことになるが、どうしても書き上げたいために、一切の仕事と人間関係を絶って、山奥の廃村で一年近く没頭した。鳥と虫の鳴き声を友とし、テレビ、ラジオはもちろん新聞、電話さえない状況で、「人間とは何か」「人生の目的とは何か」を考え、その中間報告として書き上げたものである。その後今日まで、そのテーマは変わらず、放送作家で糊口を凌ぎながら書き続けてきたが、ようやくそのテーマの答えがこうではないかと思い始めた。それがこの作品から続いている道であり、この作品がなければ、今日までの作品は成立していなかった。その点で、伊吹龍彦の泥濘を這いつくばるような生き方の中でのランドマークに思える。蓮のように凛として咲いていればいいが。

【目次】

[第一部]
三十才の弔辞/三十三才、毛虫と蝶の狭間/地獄門、二十七才/朝はもういらない/
鮟鱇は空翔ぶ鴎を知らないA
[第二部]
鮟鱇は空翔ぶ鴎を知らないB/冬日の道は春に続きはしない/夕日に向かって翔ける女/
生命儚く、夢は堅牢地天/慈護呪