2015年1月28日 更新
【追記】
物理学者のヒュー・エヴェレット三世の『世界解釈』というのがある。それについてはいろいろ問題があるが、おもしろい見方ではある。
それは、「ものを量子のレベルで眺めるという行為がそれを変化させる」と言いながら、「何かに目を向けてそれが変化するのを見られるはずだ」が、「なぜ見られないのか」というのは、「私たちの見方に原因があり、私たちの習慣的な知覚様式が、観察した現実を感覚主導の期待からはずれないようにした」からだと解釈する。
信じがたいことだが、「逆転眼鏡」のところでも言ったが、人間の感覚は、真実の世界のありようを捻じ曲げてでも、日常的に安全、無事、そしてできれば快適に生きるために機能することからすれば、どうにかこうにか納得できそうには思うのだが・・・・
正しいと信じていることが単なる錯覚や誤解であることもある。ややこしい時代、立ち止まって考え直すのも必要かもしれない。こんな「とんでもない話」からでも。