目 次

冬の田んぼ

 まずは、岩澤信夫氏存命中に始まったウェブサイト
http://www.no-tillfarming.jp/

生きものいっぱい、生物多様性の田んぼ環境を育む 冬期湛水・不耕起移植栽培
『日本不耕起栽培普及会』(岩澤信夫氏)

○不耕起(耕やし起こさず)
つまり土を掘り起こしたり反転させたりして耕起することをしない農業の手法だということです。
「不耕起栽培」という言葉が誕生したのは、比較的新しく、愛媛県在住の福岡正信さんが作った造語なのです。
福岡さんが言葉を作って、その後、この言葉が農業で使われる公用語となったのです。
福岡正信さんの本はたくさんあります。読んでみてください。

○不耕起栽培がもたらすもの
不耕起栽培に期待されているものは、多くは省力化と省コストですが、私達が稲作で不耕起栽培を進めてきた結果、思わぬ贈り物をたくさん得たのです。

 ・田んぼに従来から住んでいた生きものが増えたり、戻ってきたり、
 ・土壌の構造が変化して田んぼの水持ちが変わったり、
 ・田んぼが酸素をたくさん吐き出すしくみが生まれていたり、
 ・水がきれいになる仕組みが隠れていたり、
 ・メタンガスの発生が少なくて済んでいたり、
 ・そしてなによりも嬉しいことに、お米の味がたいへんおいしくなったのです。

 そして、2002年現在、不耕起自然農法は、アメリカの作付け面積の40パーセントにもなっているが、データが古いので、引用はしない。

『グロマリンの発見~世界の農業を変え、地球の温暖化を防止』

ついでに『日本オーガニック推進協議会』の「有機JAS農法と自然農法の違い」も読んでみると面白い。それは農業のやり方の違いであり、人間と自然のかかわりというような根本的なことが分かってはいない。地球上の植物一切は肥料無しでも生きているのである。「有機JASの農法も自然農法も考え方は近いのですが、周辺や収穫後、輸送時、梱包時まで規格が定められている点はずいぶん違う」というが、考え方はまるで違う。さらに不耕起自然農法を進めれば、輸送や梱包など不用になり、地産地消から自産自消であり、身土不二が基本にあるからである。

http://www.j-organic.org/different.html

【写真】冬季湛水をしていない田んぼ

冬期湛水の効果は以下をどうぞ
http://tarikidict.jugem.jp/?eid=40

冬期湛水(とうきたんすい)/冬水田んぼ(ふゆみずたんぼ)Posted by 田鴨正路
「田冬水」、「ふゆみずたんぼ」、「冬水田んぼ」とも呼ばれる。通常は水田を乾かす冬期~春期に、あえて水田に灌漑する農法。この冬期湛水は多様な効果が期待される。以下にそれを記す。

 ・水田が水鳥の餌場となる効果。
 ・水田がカエルの産卵場所となる効果
 ・田面水に微生物が増加し、それにより生物が多様となる効果
 ・土壌表面を軟化させ、不耕起でも容易に田植が行える効果
 ・土壌表面に残置する稲藁の腐植を促進させる効果
 ・土壌表面に形成されるトロトロ層による雑草抑制効果
 ・田面水中に微生物が増加し、それによる肥料効果