友人に湿布している手を見せたら、「満身創痍だね」って笑いながら、それでも止めろとは言わなかった。同じ年齢で故郷も近い彼も長い奮闘の歴史があり、その上で、今何をしておくべきか、ということを痛いほどわかっているからだ。

彼のために、彼がライフワークとして世に出した画家を紹介しておこう。「牧野邦夫」で検索してもらえば、画像が出てくる。先般、テレビ東京の『美の巨人たち』でも特集していたから、ご存じの方もいらっしゃるだろうが、とんでもない画家である。

『未完成の塔』と言う作品に私なりの解釈をしたが、未完の塔は人間の進化階梯と見た。彼が書こうとしていた二層目以降は、彼の年齢と進化だと思える。その証拠は未完であるならキャンバスからはみ出てまで最上部だけを書くことがないからだ。まさしく天=神にいたる人間の進化を表現したと思いたい。

さて、左手が痺れぱなしで、右手が弾発指ポイ症状で、曲がれば戻らないし、痛い。医者に行けばまたまた検査で手術らしいから耐えることに決めたが、まさに満身創痍でも止められない、止まらない書き物。

連載をしましょうか、と言ったブログでもすでに多数の方々にアクセスしていただいたので、「近日上映撮影快調」でなく、近日アップ、執筆不可解で、もう少し先まで行って、何とかなりそうなら連載を始める。と言うのも、『初恋』と言うタイトルで書き始めたら、とんでもない始まりになってしまって、とんでもないというのは、予想しなかった始まりで、これがこの先どうなるのか、まるで見当がつかないので、しばし書き進んでからと思った次第である。

先般連載した『タルチョー』の後は、『Jazz』260枚完成、読み直し中。そして『生き詩舞い・粋終い』を240枚で止めた。止めたのは、途中に目下計画中で初冬には完成予定の21世紀の『方丈の家』を挿入したいからで、完成は年末になるだろう。そして『初恋』は40枚ほどまで進んできた。でも行先は杳(よう)として見えず。50枚をこえたら、後先見えないまま連載をしよう。自転車執筆で、倒れないためにも毎日せっせと書かないといけない。

では、痺れる手と弾発指の痛みに耐え宥めながら、心臓の調子を伺いつつ、人工透析の負担を少なくするために、懸命に水分調節して、あっちこっちの神経痛に悩まされながら、それでも書こう、今日、5月10日は満身創痍の誕生日。

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