今さらと言う感じもあるが一応整理しとくと、「偽薬」「プラセボ」と言うものがある。「本物の薬のように見える外観をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬のこと」であり、「プラセボ、あるいはプラシーボ効果」とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込むことによって何らかの改善がみられる事を言う。

興味深いニュースがある。『朝日新聞』20130302からの要約である。

移植手術を受けた患者が拒絶反応を起こすことは知られているが、その拒絶反応は患者の白血球の一種、T細胞が移植臓器を『異物』と認識して攻撃して起こるからだ。そこで、北大の藤堂省特任教授と順天堂大の奥村康特任教授らが、移植の手術前に、患者と提供者の血液から白血球を取り出して一緒に培養。特殊な薬剤を加えて、患者の白血球が提供者特有の成分を患者自身のものと勘違いするようにしたと言う。これによって。移植手術を受けた人が拒絶反応を抑える薬を生涯飲み続けることが必要で無くなると言う。

そしてこの手法は、「白血球が自分自身の体を『異物』と勘違いして、攻撃することで起きるリウマチなど自己免疫疾患の治療にも使える可能性もある」そうで、これについて「順天堂大の奥村特任教授は、『自分を攻撃する白血球に異物ではないと教え込ませれば、理論的には治せる』と話す」と言う。拒絶反応、薬飲まず抑制 肝移植、白血球を操作 北大・順大チーム

「本物と信じる」「勘違いさせる」「教え込む」

いわば意識が肉体の変化をもたらす、あるいは生理的変化をもたらすと言うことは、『万華鏡』前後から書き続けてきたが、どうやら荒唐無稽な独り善がりでもなく、また意識が個人に限られた閉鎖系ではないことも、種々の「科学」で明かされてくることになるだろう。

雛祭りの扇春間近と思いきや、今、粉雪が舞っている。しかし、明日は雛祭り。

雛祭りについても、すでに電子書籍化している『京都に絶望して』にある。引用しておこう。白酒に酔い痴れないように。

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