PET検査菫とボールペンの比較

ペットを受けた。

日本語の間違いではない。可愛い動物を貰ったわけでも、買ったわけでも、飼ったわけでもない。

ペットとはPETで、Positron Emission Tomography、陽電子放出断層撮影の略で、放射性薬剤を体内に取り込ませ、放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化する検査方法だ。

PET検査は、通常がんや炎症の病巣を調べたり、腫瘍の大きさや場所の特定、両性・悪性の区別、転移状況や治療効果の判定、再発の診断に利用される。アルツハイマー病やてんかん、心筋梗塞を調べるのにも使われる。全身を一度に調べることができ、予想外のがんの発見に威力を発揮することから、がんの可能性が疑われながら他の検査で病巣が発見できない「原発不明癌」の診断や、がんの転移・再発を調べるのに特に重要な検査とされている。近年この特性を利用して、全身のがんのスクリーニング(ふるい分け)を主な目的とする「PET検診」が注目されているそうだ。(「国立国際医療研究センター・放射線核医学科」より)

かつて『進化する医療』とか言う番組を構成した時に、日本に数台しかないPETを取材し、こんなものまで出来たのか、と驚いていたが、自分が受けるとは思わなかった。しかもがんの存在を調べるためであった。

人の病気の話は面白くないが、取材した機器に御厄介になるようなことも人生にはある。何かの参考にはなるかもしれないので書いておくと、人工透析12年目で、心臓大動脈の3本をバイパスしたのが昨年7月。肺に水がたまったものが出来らず、底にたまっていて、その中にがんでもあれば、と言うことで、検査をした。

11月初めに風邪をひき、左肩と首、上腕部の激痛に襲われ、呼吸器科と整形外科の双方に診察をすることになった。人工透析と言う人質?を取られているから、甘んじて医者の診断と検査を受けたのだが、この一カ月に何と、血液検査5回をはじめ、首、肩、腕のレントゲン、胸部レントゲン、腹部超音波、左腕超音波、胸部CT2回、心電図を受け、その最後がPET検査だった。で、風邪は肺炎で、肩の痛みは神経痛とされたが、とにかく肺に影が出来、何度も何度も検査をして、ようやくPETで終了。ほとほと疲れた。もちろん被曝しまくり。これでも幾つかは拒否したのだが、それでもこれはどうしても、と言われたのは、これだけだった。

幸か不幸か、難病指定者で支払いはなかったが、おそらくとんでもない費用で、日本の医療制度のひずみをもろに受けたのだろうが、金属疲労ではないが、加齢の存在疲労で、そう徹底的に調べれば、どこかに問題は出てくるに違いない、そう思ってはいた。

昨日、結果発表。これ以上、組織を取って調べるとか、言われれば、拒否して自分で治療しようなんて、意を決して出かけたが、結果は、「何も異常はありませんでした」と言うことで、全て終了。

「透析だけは大変ですが、しっかり受けていただいて、頑張ってください」と連日の検査をねぎらうような呼吸器科のドクターの終了宣言。

「頑張って書いてください」とは、さすがご存じないからおっしゃらなかったが、やはりまだまだ書けと言うことらしい。世間の迷惑顧みず、書き続けることにしよう、と。

友人が「凄まじい展開の予感がして、多少たじろぎました」と言う『合わせ鏡』も完成、次を書き始めた。

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